増加する振り込め詐欺に歯止めをかけようと1月7日、大磯警察署は「特殊詐欺撲滅に関する覚書の締結および振り込め詐欺注意喚起シール贈呈式」をヤマト運輸(株)大磯支店、大磯ロータリークラブ(RC)と行った。
大磯警察署管内で2014年に発生した振り込め詐欺の件数は14件で前年対比3倍増。被害総額は7千万円超と前年に比べて約6倍増加した。
この状況に危機感を抱いた同署は民間の力を借りようと、地域密着型で個人宅に入り顧客と顔を合わせる業務であるヤマト運輸(株)に協力を要請。取り扱う宅配物に振り込め詐欺への注意を喚起するシールを貼り付け、高齢者宅への戸別配送時には啓発活動を実施するよう依頼する覚書を取り交わした。巻き取り式シール1万枚は趣旨に賛同した大磯RCが協賛金を拠出し、ヤマト運輸(株)大磯支店に贈呈した。
式典には同署の加藤登志夫署長、ヤマト運輸(株)大磯支店の平島啓一郎支店長、大磯RCの守屋紀忠会長の他、中崎久雄町長、大磯町・二宮町防犯指導員連絡協議会、町内の自主防災ボランティア7団体などが参加。加藤署長は「振り込め詐欺は親が子を思う気持ちを狙った大変卑劣な犯罪。みなさまの支援、協力をいただいて、社会の秩序を守っていきたい」と話した。
同署によると昨年発生した振り込め詐欺被害14件の内訳は、男性3人、女性11人。40代が1人、60代が2人、70代が5人、80代が6人。1月10日からは署員が管内にある70歳以上の女性宅に振り込め詐欺防止を呼び掛けるハガキを配布している。
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