大磯中学校3年の伊東未来(みく)さんが、日本ソフトテニス連盟が選考した14歳以下の女子全日本チームの一員として練習に打ち込んでいる。県内からは唯一の選出で、全国屈指の強豪選手とともに合宿などに参加した。
連盟が取り組む「競技者育成プログラム」の一環で、国際レベルの競技能力を備えた選手を育てようと、20歳以下、17歳以下、14歳以下などのカテゴリーで代表選手を選抜している。14歳以下の代表には男女各20人が選ばれた。
伊東さんは、地区と神奈川県の選考を通過した6人の県代表として、昨年8月の関東ブロック強化練習会に参加。関東代表の5人に選抜され、昨年11月に宮崎県宮崎市で開催された最終選考会に進んだ。
強化練習と試合形式でのセレクションが行われ、伊東さんは北海道ブロック代表選手とペアを組んだダブルスで3位に入賞。全国から選出された40人の中から、20人の代表に名を連ねた。
「代表に選ばれたと聞いたときは信じられなかったけれど、すごく嬉しかった」と伊東さん。最終選考後は2回の強化合宿に参加し、「ポジション取りやスマッシュの技術など、自分になかったものを取り入れることができた」と、同世代のライバルから刺激を受けた。
ソフトテニスの経験がある両親の影響で、小学1年生からラケットを握った。5歳から水泳を続けるなど運動には自信があったが、「最初はなかなか上達せずに悔しい思いもしました」
大磯中学校のソフトテニス部に入部すると、才能の片りんを見せ始めた。2年生で出場した夏の関東大会では女子ダブルス2回戦で敗退したものの、秋の新人戦では同種目で県大会優勝を果たした。
ダブルスでは前衛を務め、瞬発力や素早い状況判断、決定力が求められるポジションで攻撃的なテニスを展開。2年生のころからペアを組む後衛の 友南(ともな)さんは「(伊東さんのプレーは)すごく迫力があって、後ろに下がった時のストロークも力強い。代表に選ばれるなんてすごい」と話す。
伊東さんは、今夏の関東大会にも さんとペアを組んで出場する。中学最後の夏を迎え、2人は「関東で優勝して全国に出場したい」と口を揃えた。
大磯・二宮・中井版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|