二宮高校陸上競技部の小澤眞道さん(3年)が、19日から千葉市で開催される関東陸上競技選手権大会の男子800mに出場する。6月の県大会で自己ベストを連発、6位に入賞した。決勝進出を目標に21日のレースに臨む。
関東大会の予選を兼ねた神奈川陸上競技選手権大会が6月、平塚競技場であった。高校・大学生と社会人が参加。小澤さんは自己新記録1分57秒11で予選を通過した。準決勝は大学生選手に千分の1秒差で競り勝ち、2着。1分55秒99と、さらに自己ベストを更新した。「ラストの勝負は無我夢中だった」と振り返る。
決勝は上位6人枠に入賞。5月の県高校総体でタイムが振るわず、唇を噛みながら約1カ月間トレーニングに集中した結果、関東大会への切符をつかんだ。
「練習に対して真面目。日頃の努力が実を結んだ」と顧問の長屋洋志教諭は認める。先輩部員の推薦を受け、2年の夏から部長を務める小澤さんだが、「二宮中学時代は練習が好きではなかった」と打ち明ける。中学3年の終わりの試合で大幅にタイムを縮める好記録を残し、陸上競技が楽しくなった。高校入学後は「気持ちを入れ替えた」という。
上半身の筋力アップを図ろうと昨冬に取り組んだ練習の成果が表れ、「関東では県大会での走りのように、自己ベスト更新と決勝進出を目指して頑張りたい」と意気込む。長屋教諭は「コンスタントに良いタイムを出しているので、どんなレースをしてくれるか心が躍る」と期待を寄せた。
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