4月から一般公開を始めた大磯町の旧吉田茂邸の入館者数が20日、1万人を超えた。1万人目となったのは、友人2人と見学に訪れた平塚市在住の邑石(むらいし)洋子さん。「吉田茂がここで数々の決断をしたことからこの言葉を選んだ」という中崎久雄町長が自ら「決断」と毛筆した額入りの書や、吉田茂と大磯に関する企画展の図録などが記念品として贈られた。
年間入館者数を3万人と見込んでいた町によると、休館日を除くわずか18日間での1万人到達は「極めて早いペース」。1日平均557人が見学する盛況ぶりで、オープン2日目には最も多い872人が訪れた。
旧吉田邸は吉田茂元首相が晩年を過ごした邸宅。2009年に火災で焼失し、大磯城山公園内にある郷土資料館の別館として同町が再建した。「戦後政治の舞台」となった応接間や書斎、食堂、海外からの賓客らを迎えた新館の「金の間」などを再現している。
問い合わせは同館【電話】0463・61・4700。
大磯・二宮・中井版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|