県主催の「かながわ環境ポスター・標語コンクール」の入賞作品が11月16日に発表され、愛鳥週間用ポスターコンクール中学生の部で、大磯町立国府中学校3年の土佐彩純さんの作品が最優秀賞に輝いた。
県内の児童・生徒を対象に2000年度から毎年「地球環境保全」や「ゴミゼロクリーン」などをテーマに実施されている環境ポスター・標語コンクール。今年は全体で2217点の作品が寄せられた中から、91点が入賞した。
土佐さんが受賞した愛鳥週間用ポスターコンクールでは、小学生低学年の部、高学年の部、中学生の部、高校生の部の各部門で最優秀賞1点、優秀賞2点、奨励賞3点が選ばれた。
緑の葉に小さな赤い実が成った木々を背景に、枝の上に止まるツグミの姿を描いた土佐さん。美術の課題として提出するため、夏休みの一週間をかけて描きあげた。「日本の野鳥を調べていたらツグミの胸の斑点模様が目に留まり、描いてみたいと思った。背景の葉やツグミの毛の量を表現するために細い筆を使って少しずつ描いていくのが大変だったけれど達成感があった」と笑顔で振り返る。受賞の知らせは10月に担任の教諭から告げられた。「すぐには実感がわかなかったけれど、家族や先生も喜んでくれて、夏休みに頑張って良かったと思った」と喜びを語った。
多方面に努力
幼い頃から絵を描くことが好きだったという土佐さん。美術部こそ入らなかったが美術は好きな教科のひとつだ。「親が好きで、よく美術館に連れて行ってくれた影響もあるかも」と話す。鳥も好きで、冬には自宅の庭木に刺したミカンを狙ってやってくるメジロやムクドリを眺めて楽しむことも。趣味はピアノとギター。夏に引退するまでバレーボール部の部長を務めるなど、多方面に興味を持ち努力を惜しまない受験生。「高校でも絵のコンクールなどがあれば挑戦してみたい」と意欲を語った。
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