大磯町保健センターで3月15日、第27回全日本高校女子サッカー選手権大会で初優勝を成し遂げた星槎国際高校湘南=大磯町国府本郷=を大磯町が表彰する表彰授与式が催された。
同部は今年1月に兵庫県で開催された同大会で全国から勝ち上がってきた強豪校を制し、悲願の日本一に輝いた。創部5年目という短期間での全国制覇は、高校女子サッカー史上最速の快挙と称えられる。大磯町では町の振興に寄与し、町民の模範となるような活躍をした個人や団体を表彰する表彰条例を定め、毎年1月の賀詞交換会で表彰している。今年も1月4日に表彰を行っていたが、同部に今年度で卒業してしまう3年生の選手がいることから特例の表彰となった。
地元の声援が力に
表彰式には、1週間前に卒業式を終えた3年生を含む同部の部員と関係者ら約70人が出席。中崎久雄町長は「スポーツを通じて皆さんが町に元気をくれた。皆さんの姿は小・中学生の励みにもなる。これからも体を大切にして、この流れを後輩たちにつなげてもらいたい」とエールを送り、同部を日本一に導いた柄澤俊介監督は「地域の皆さんのご支援に、何らかの形でお返しをしていきたい」と謝辞を述べた。
大会時にキャプテンを務めチームをけん引した渋谷巴菜さん(18)は「たくさんの人の温かな声援一つひとつが私たちの力になった。支えてくださった皆さんに良い報告ができて嬉しい」と笑顔で話した。渋谷さんは4月からFC町田ゼルビアレディースの所属が決まっており「皆さんの期待に応えられるように頑張ります」と力強く語った。
またこの日「優勝を振り返り、選手の皆さんで味わってもらえれば」と大磯町商工会から同部に、町内の精肉店「肉のハマダ」の特選精肉詰め合わせが贈られた。
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