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希少な山野草など紹介 二宮町民が調査・冊子発行

文化

公開:2020年3月27日

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前列左から冊子の制作に関わった山本さん、和田さん、簗取さん。後列左は岩間さんと廣上さん
前列左から冊子の制作に関わった山本さん、和田さん、簗取さん。後列左は岩間さんと廣上さん

 二宮町の一色小学校区地域再生協議会(岡村昭寿会長)が、同小学校の敷地内にある裏山に生育する植物の調査記録などをまとめたカラー冊子『友情の山の山野草たち 一色小と地域をつなぐ自然遺産』を発行した。

 一色小学校の児童たちが学習や遊びの場として親しんできた「友情の山」は、県の花ヤマユリの群生地。冊子では、ここで観察されるキンランやエビネ、タチツボスミレなどの山野草をはじめ、ヤマザクラやクヌギ、ケヤキなどの樹木を写真と簡潔な解説文で紹介している。二宮町で見られる草花と樹木も収録。町内に残る貴重な自然遺産を守り、引き継いでいこうと、同小学校の開校55周年に合わせて地域住民の手で作られた。

 植物観察を長年続けてきた山本絢子さんと和田美乃さんが3年がかりで集めた調査結果がベースとなった。二人は毎月1〜2回のペースで友情の山を訪れ、植物を観察。草花と樹木について開花時期とその最盛期、実がなる頃なども丹念に調べ、50回の調査を重ねた。撮影は山本さんが担当。編集の仕事に携わる岩間靖典さんやデザイナーの鈴木宏幸さんも冊子づくりに手を貸した。

 「町内でも友情の山にしかない植物が6種ありました」と和田さん。山本さんは「冊子を手に草花に親しんでもらえたら」と話す。冊子は80ページ。友情の山の整備・保全に携わってきた地域の人々の活動や児童との交流などについて寄稿文も掲載。500部発行。1冊500円。

 問い合わせは同協議会事務局【電話】0463・59・9356(火・金曜日の午前中)。【メール】isshiki-saisei@grace.ocn.ne.jp

豊富な写真を掲載した冊子の表紙
豊富な写真を掲載した冊子の表紙

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