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食品配布で居場所づくり 二宮の団体がフードパントリー

コミュニティ社会

公開:2020年8月28日

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「みんなのとまり木」の片木代表(中央)とメンバー
「みんなのとまり木」の片木代表(中央)とメンバー

 企業などから寄付された食品を無償で配布するフードパントリーの活動を、二宮町の町民団体「にのみやこども食堂便」が開始した。食品ロスをなくし、人と人をつなぐきっかけを築くことで「緩やかなセーフティネットの居場所づくり」を目指す。

 二宮駅南口の国道1号線沿いに開設したフードパントリー「みんなのとまり木」。米や乾麺、缶詰、レトルト・インスタント食品、調味料、ペットボトル茶、菓子などが並ぶ。公益社団法人「フードバンクかながわ」から提供された。元は、企業や行政などがまだ食べられるのに販売できなくなった食品や、賞味期限が迫った備蓄用の防災食品などをフードバンクへ寄付したものだ。

 8月10日にオープンし、欲しい人が食品をもらって行ったり、訪問先の一人暮らしの高齢者に食べ物を届けたいと民生委員児童委員が利用したりしているという。

 パントリーを主催する同団体は5月下旬から1カ月以上、新型コロナウイルスの影響で休校になった町内の小中学生に給食の代わりとなる弁当を届ける活動を実施した。希望する世帯へ849食を提供。フードバンクの契約団体となり、多くの協力者とつながりを持ったことで、食品ロスを解消しながらコミュニティを形成し、地域のニーズに応える支援活動へ展開した。

 代表の片木康子さんは「社会福祉協議会や地域包括支援センターなどとも連携し、様々な理由でサポートを必要とする人を公的な支援機関につなぐ役割も担っていきたい」と話す。

 開設時間は平日午後2時から4時まで。持っていく品物と数量、メッセージを一言添えてノートに記入する。なお、食品の転売やメーカーへの苦情を付けないことがルール。ボランティアも募集している。
 

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