空き店舗の活用を 「補助制度利用を」と市
空き店舗への入店希望者に対し、市が賃借料や改装費などの一部を補助することで商店街の空洞化を防止する「空き店舗活用事業」。市内の空き店舗が増加する中で、平成10年度に創設された同制度を利用したのは今年度まで計21件。同制度の利用件数は伸びていない。市商工課は「まちの活性化のため支援件数を増やしたい。熱意ある開業希望者をお待ちしています」と制度利用を呼びかける。
・-・-・-・-・-・
同事業は、市の商店会連合会に加入している商店会内の空き店舗が対象。経営方針など事業計画を総合した審査に通った入店希望者に対し、市が2年分の賃借料の30%を限度額100万円として補助する。また、150万円を限度に開業時にかかる改装費も30%分補助を受けられるほか、初年度の広告宣伝費も上限15万円として50%の補助がある。
制度創設後、利用した店舗の内訳は物販4件、飲食9件、美容2件、整体1件、保育サービス2件、教養・学習支援業2件、コミュニティサービス業1件で、このうち6割強にあたる13件が現在も営業を続けている。
市が平成21年度に行った調査によると市内対象区域の空き店舗は96件で、年々増加しているという。同年度の制度希望者は11件。そのうち5件が審査を通過し、辞退した1件を除く4件が実際に店舗を構えた。今年度は5件の応募のうち2件が通過し、1件が辞退するなど利用件数は伸びていない。同制度を利用して平成22年2月に曲松で飲食店「菜菜彩」を開店した伊藤総司さんは「意欲があるものの、資金が厳しい人は多い。この事業を利用したことで予定より早く開店できて助かった」と話す。
市は今年4月中旬頃に再び募集を行う予定。同課は「空き店舗が増えると商店街の魅力の低下に繋がる。補助制度を広く周知することで少しでも店舗を埋め、活気のある商店街を取り戻していけたら」と話した。
問合せは市商工課【電話】0463(82)9646まで。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
|
|
|
|
|
|
<PR>