秦野市営片町駐車場(本町1丁目2700番3ほか)では、4月1日から定期駐車券の発行を始める。運営する秦野市商工課では、継続的な駐車場利用者の増加、周辺商店街の活性化を図ることを目指すという。
平成6年7月から運営が開始された同駐車場。面積は1516.55平方メートルで、全45台(うち2台は車椅子専用)止めることができる。時間貸しで、利用料金は午前8時から午後10時までは30分100円、午後10時から午前8時までは1時間100円。そのほか10枚セット900円で販売されている回数券もある。
駐車場利用は、平成12年度の年間6万7699台をピークに年々減少。昨年度は年間3万5526台とピーク時から半減。今年度も台数はほぼ同数程度の見込みだという。
現在空いているスペースを有効活用するために、4月から定期駐車券が導入されることになった。駐車券は月1万円で半年間および1年間単位で契約、市役所同課窓口で購入。契約期間中は出入庫の際に券を機械に通せば、駐車場を利用できる。
定期貸しの主な対象は商業者とし、「時間貸しに影響が出ない、今までと同じように利用していただける範囲で」利用状況を見ながら駐車券を発行していくという。
同課では「商業者にとって、より使い勝手のいい駐車場になれば」と話している。
秦野市の運営する駐車場は、この片町駐車場と渋沢駅前の渋沢駅北口駐車場の2カ所。昨年度の売上げは片町が約652万円、渋沢が約2100万円だった。いずれも商工使用料として市の収入となる。
駐車場に関する問い合わせは、市商工課【電話】0463(82)9646まで。
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