「2減案」は否決 8月の市議選は現行定数で
秦野市議会第2回定例会の最終日となった6月28日、本会議に提出された市議会議員の定数を2人減らす議提議案は賛成少数で否決され、同時に提出された議会活性化の一層の推進及び議員定数の検討に関する決議の議提議案は賛成多数で可決された。
継続検討の「決議」可決「基本条例尊重すべき」
市議会議員の定数を現在の26人から2人減員し24人とすることを求める議提議案は、今年3月議会で採択された議員定数の削減を求める陳情を受け、民政会所属の市議会議員(7人)全員の名前で提出されていた。賛同者の1人の山口金光市議は、「陳情が採択されたことを重く受け止めた」と説明。採決では同会派の全員に加え、2人が賛成したが9対16で否決された。
一方同時に提出された議提議案「議会活性化の一層の推進及び議員定数検討に関する決議」は、市議会議員16人の連名で提出された。決議では今年6月議会において「秦野市議会基本条例」が可決されたことを重要視。同条例の基本理念に立ち「最適な議会のあり方や構成人員について議会活性化の特別委員会を設置し、更なる検討を開始する」としている。特別委員会は、今年8月の市議会の改選後迅速に設置し、「最短の期間で議員定数の結論を導き出す」という。賛同者の渡邉孝広市議(公明党)は答弁の中で「6月議会で可決された秦野市議会基本条例は、3年前から取り組んできた議会改革の中、議会活性化特別委員会を設置して議論を重ねて作り上げ、全員一致で可決したもの。議会の最高規範と捉えている」と主張。採決の結果、16対9、賛成多数で可決された。
陳情採択との矛盾も
議員定数の削減に関しては、3月議会以降議員間で協議が始まったが、代表者会議の場などでも、削減数について意見がまとまらなかった。今回の定数削減案についても「会派間の合意などが得られていない」と異論が出た。一方市民の中からは「陳情を採択したことと矛盾するのでは」と指摘する声も上がっている。
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