県民功労者表彰 秦野市から3人 医療、酪農、福祉に貢献
2013年度神奈川県県民功労者がこのほど発表され、39人・3団体が受賞した。秦野市からは一般社団法人秦野伊勢原医師会会長の安部信三さん(柳町・67)と神奈川県酪農業協同組合連合会代表理事会長の前薫さん(東田原・75)と民生委員児童委員の熊澤道子さん(曽屋・73)の3人が選ばれた。表彰式は6月3日、県庁本庁舎で開催された。
安部信三さん
県は「多年医療に携わり地域住民の健康増進に努めるとともに、秦野伊勢原医師会会長等を歴任し、地域医療の充実に優れた成果をあげ、保健衛生の向上に尽くした」と安部さんの功績を称えた。
あべ小児科医院の院長を務める安部さんは2009年に同医師会会長に就任。現在は日本医師会の代議員も務めている。地域では西小学校や渋沢中学校をはじめ、保育園等の学校・園医などを担当している。
安部さんは「医師会の活動が認められてよかった。周りの皆さんのご支援によるものだと思います。これからは在宅医療や予防医学、救急体制の維持に尽力していきたい」と話した。
前(まえ)薫(かおる)さん
受賞理由は「多年酪農業に携わるとともに、県酪農業協同組合連合会代表理事会長等を歴任し、組織の充実強化と地域酪農業の発展に優れた成果を上げるなど、産業の振興に尽くした」。
前さんは、乳牛牧場の経営者。県内の乳牛牧場は230戸(2013年5月1日現在)あるが、酪農家の高齢化や経営難で年間15〜20戸が廃業しているという。
前さんは表彰に関して「私がいただいたというより酪農家全体に対する受賞だと思っている。我々酪農家にとって激励の意味合いが大きい。今後は後継者の育成に努め、やりがいのある県内の酪農指導をしていきたい」と話した。
熊澤道子さん
熊澤さんは県から「民生委員児童委員として多年にわたり地域福祉活動を積極的に推進し、援助を必要としている高齢者・児童等の支援に優れた成果をあげるなど、社会福祉の向上に尽くした」と表彰された。
市の民生委員児童委員協議会の会長も務める熊澤さんは、20年以上地域福祉に携わっている。日頃から、認知症の人の話を相手の立場になって聞くことを心掛け、また、学校の下校時間になれば、外に出て子どもたちへの声掛けなどの見守り活動を行っているという。
熊澤さんは「福祉課題が複雑化しているが、地域の繋がりを強くし、関係機関と協力してネットワーク作りをし、皆さんが住みやすくなるようにお手伝いをしていきたい」と話した。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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