秦野市 増員で滞納回収強化 管理職50人が催告
秦野市は、市税等の滞納者に対して電話や自宅への訪問などで納付を催告する「夏期特別滞納整理」を、7月1日から8月31日に実施する。夏のボーナス時期に合わせて行うもので、市民税課や債権回収課など関連部署以外からも、協力職員50人を動員して滞納解消に取り組む。
50人の協力職員が加わって行う夏期特別滞納整理は、2012年度に続いて2回目。
夏のボーナス時期に合わせての滞納金回収強化の取り組みは2000年度から行われているが、例年、人員増強は自ら手を上げた職員のボランティアに頼っており、参加人数が限定的で顔ぶれも固定化される傾向にあったという。
初めて課長補佐級以上の職員50人による協力態勢を取った昨年度、総勢約180人が滞納整理にあたった。
結果は、対象1156件・8129万円のうち551件・2967万円を回収(回収率36・5%)して、例年の水準を上回ったという。
13年度の市税等の滞納整理対象件数および金額は約1350件、金額は約9500万円(6月7日現在)。このほかに介護保険料、保育料、市営住宅の家賃などの税外債権についても催告する。滞納金回収の専門部署、市債権回収課では、今年度の目標として回収率40%を掲げる。
滞納整理の対象は、12年度の個人市県民税、固定資産税(償却資産を含む)、国民健康保険税および軽自動車税(軽自動車税は、他の税を重複している滞納者に限る)で、それぞれ初めて滞納した者。
「初めて滞納した者」と条件を付ける理由について、同課では「滞納している額が比較的少く、納付しやすいケースが多いため」と説明している。
市では初日の7月1日、マニュアルなどを用いて、電話や訪問時の注意点や対応等について説明会を行う予定だ。
期間中は、協力職員1人に10人〜15人程度の滞納者が割り当てられ、各自が電話催告や訪問催告を実施。訪問催告は平日の夜間と土日祝日に行うとしている。なお訪問については、債権回収課の担当職員とペアで実施。同課では「通常の担当職員の1人当たりの件数が減ることで、密度の濃い滞納整理ができる」と効果を話している。
なお、50人の協力職員(課長補佐級以上)は、管理職に該当するため「時間外手当」は発生しない。
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