上地区乗合自動車 みくるべ線土曜も 10月から実証運行を開始
かみちゃん号
上地区乗合自動車「行け行けぼくらのかみちゃん号（以下かみちゃん号）」のみくるべ線で、10月５日から土曜日の実証運行が始まった。午前９時から午後２時24分まで、11便を運行する。
秦野市は人口の減少が問題となっている上地区について「上地区活性化計画」を策定し、住環境づくりや荒廃農地の活用などの施策を進めている。この一環として、廃止された路線バスの代わりに湯の沢線、みくるべ線、柳川・八沢線の３路線を設け、２０１４年度まで「かみちゃん号」の実証運行を行っている。
市公共交通推進課によると、現在は平日のみの運行だが、地域住民からの要望が多いことに加え、路線バスでの利用状況を見たとき「みくるべ線については継続運行に移行できる可能性が高かった」という。２０１２年度の同路線の総利用者数は８４９９人、１便平均で３・25人。路線バスを運行していた時の土曜利用は平日の約７割で、かみちゃん号でも同様の利用が見込まれる。そこで市は10月から来年３月まで土曜（祝・休日を除く）についても実証運行を決定。午前９時「みくるべ榎戸」発の第１便から、午後２時５分「渋沢駅北口」発の第11便まで運行することになった。
ダイヤについては、平日の通勤・通学者を除くと利用者はほぼ高齢者で、高齢者の利用が見込まれる時間帯の運行となっている。市は９月に上地区の自治会を通して住民に広報。初日となった10月５日はのべ15人が利用した。
運行に関する問い合わせは同課【電話】０４６３・８２・９６４４へ。
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