市は、事故発生時の過失責任の明確化や、防犯、安全運転に対する意識の向上のため、全ての公用車263台にドライブレコーダーを設置することを決めた。設置事業費は約500万円。
ドライブレコーダーは、運転中の映像や音声を自動的に記録する車載装置。交通事故処理の迅速化や、違反車や盗難車の照合、防犯や安全運転意識の向上のため、全国のパトカーやタクシーなどで利用されている。
秦野市は、消防車1台、救急車6台、指揮車1台に、事故などで搭載車に衝撃が加わった際に、その前後の映像や音声などを自動的に記録するタイプのドライブレコーダーをすでに搭載している。緊急車両は規制速度を超過して走行する必要があることから、事故発生時の過失責任割合などを明確にするため設置されてきた。本体が運転席の左下に、カメラがフロントガラスのバックミラー付近に固定されている。設置を始めた2009年度以降、消防車や救急車の事故は発生していないが、有事の際にはドライブレコーダーのSDカード内に保存されたデータをパソコンで検証することも可能だという。
共用車やごみ収集車にも取付
今回新たに設置が決定したのは共用車やごみ収集車、市長車などを含む全公用車(ミニバイクを除く)。設置目的の「事故時の過失責任の明確化」と「安全運転意識の向上」の背景には、市公用車における事故件数の増加がある。2013年度は15件で、2012年度の8件を大きく上回った。事故車両の多くは軽自動車で、自損事故、交差点や狭い道でのもらい事故や加害事故が報告された。市では「公用車の事故0」を目標に掲げ、職員の意識向上を呼び掛けるとともに、ドライブレコーダーの設置で安全運転を促すという。
今後設置されるのは、エンジン作動時に常時撮影するタイプのドライブレコーダー。連続的に撮影可能なことから、市内の循環をしながら防犯カメラとしての役割を担うことも期待されている。方向指示器やブレーキの作動、速度や加速度などを記録することが可能なタイプもあるが、今回、市が具体的にどの製品を搭載するかは未定だという。市財産管理課の担当者は「今後検討を重ね、8月に発注し、その後、順次設置していく」と話す。
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