秦野市消防団 初の女性団員誕生 千村在住の岡崎茜さん
秦野市消防団(門倉敏夫団長)に発足60年目にして初の女性団員が誕生した。4月1日付けで入団した岡崎茜さん(25・千村在住)だ。岡崎さんは、神奈川県消防学校(厚木市)で5月18日に開かれる新入団員研修で放水訓練などを受けた後、災害時の消防活動や地域の防火活動などに携わる。
県内の総合病院に看護師として勤務していた岡崎さん。仕事に対する責任感の一方で、プライベートの時間の確保もままならない慌ただしい日々に、1年以上の葛藤の末、今年の3月に退職した。
時間にゆとりができた岡崎さんに消防団を勧めてくれたのは、近所に住む分団長や団員だった。家族ぐるみの付き合いをしており、近所の居酒屋に行った時などに消防団の話を聞くことも多かったという。
消防団員は、他に職業を持つ人や学生がほとんど。岡崎さんは、「自分に務まるだろうか」と不安があったというが、分団長の「色々な経験を積んで成長できるはず」という言葉に迷いは消えた。今は、消防団の活動で得られる全ての事を吸収したいと向上心を持って臨んでいる。
岡崎さんは現在、オレンジ色で「秦野市消防団」と背文字が書かれた活動服に身を包み作業にあたっている。4月29日に千村地区で行われた祭りでは、交通整理などを担当した。
活動服以外に、消防団には式典などで着用する正装の「制服」がある。女性団員用の制服も今回初めて発注。7月に納品される予定で、岡崎さんは心待ちにしているという。
同団では、女性団員が従事する活動内容などについて、これから詳細を詰めていくという。
岡崎さんは、「地域のために、などと大それたことは言えませんが、女性ならではの視点で防災活動に役立てれば」とまっすぐな瞳で話した。また、今後女性団員が増えていくことにも期待しているという。
同消防団にはこの春、岡崎さんを含め32人が入団した。4月20日には辞令交付式が行われ、門倉団長は入団の感謝を述べ、「市民の生命や身体、財産を火災などの災害から守るため、活躍されることを期待する」と話した。
秦野市消防団は、1955年1月1日に発足。1団本部7分団36部で組織され、387人(4月28日現在)の団員が地域の防火・防災のリーダーとして活動している。岡崎さんは、自宅のある千村と峠の一部を管轄区域とする、第6分団第3部に所属する。
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