映画「じんじん」 児童福祉文化財に指定 山田大樹さんの監督作品
秦野市柳川在住の山田大樹さん(58)が監督した映画「じんじん」が9月9日、厚生労働省社会保障審議会による「2014年度児童福祉文化財」の映像・メディア等部門の推薦作品に指定された。
同文化財は、厚労省が子どもと関わる立場の人向けに推薦する出版物や舞台芸術、映画・メディア等の作品のこと。選定委員会は、各分野に詳しい学識経験者や現場で子どもたちに接する人などで組織。映像・メディア等部門では、じんじんを含む11作品が推薦された。
「じんじん」は北海道剣淵町を舞台に、人の優しさや親子の絆を描いたハートフルドラマ。主演も務めた大地康夫さんが2007年、現地を訪れ目にした、仕事の合間をぬい子どもたちに絵本の読み聞かせをする町民の姿が物語のベースだ。
同作品は、劇場だけでなく、市町村などで実行委員会を立ち上げ公共施設やホールなどで数年かけ上映会を行う「スローシネマ」という手法で、全国各地で公開している。秦野市では2013年11月に市文化会館で上映会が開かれ、神奈川県内最多数の約1100人が来場した。
指定を受け山田さんは、「物語が持つメッセージを届けられたのでは。小中高の学校規模での上映会が増えると思われ、とても光栄です」と話した。
「じんじん」を応援する秦野市上映委員会には、行政や商工業、ボランティアほか約30団体が参加している。設立に尽力した市観光協会では、「地元在住の山田さんによる作品が、児童福祉文化財に指定されたことは大変喜ばしいこと。全国に上映会が広がっていき、多くの方にご覧いただければ」と話している。
今後、神奈川県内で予定されている公開は、11月8日(土)にまなづる小学校(真鶴町真鶴543)、11月15日(土)に生涯学習センター(大井町金子1995)など。
山田さんは、30歳の時に映画「湘南爆走族」で監督デビュー。船越英一郎さん主演のテレビドラマシリーズ「捜し屋☆諸星光介が走る!」で監督を務め、今年8月に放送されたシリーズ7作では、秦野市内でロケ撮影を行った。
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