建物の老朽化が進む秦野駅北口の「大秦ハイツ」の建替えが、正式に決定した。建替え事業の主体となる「大秦ハイツマンション建替組合」(梶山欣哉理事長)の設立が3月31日、秦野市から認可された。新たに建てられる「(仮称)大秦ハイツ」は、商業エリアと住宅エリアで構成する地上10階建て。2017年8月末の完成を予定している。
現在の大秦ハイツは、商業店舗が入る大秦ショッピングセンターとマンションからなる地上5階建て。築40年以上で建物や設備の老朽化が進み、2年前から権利者らによって具体的な建替えの協議が重ねられてきた。昨年9月に、区分所有者の5分4以上が賛成し法的拘束力を持つ「建替え決議」が成立。各テナントに、退去時期を通知していた。
このほど市から認可された同建替組合は、権利者ら16人で構成。4月4日に設立総会を開いた。
今後、権利変換計画書の作成を経て、同ショッピングセンターは10月中旬をめどに営業を休止。11月から解体工事が始まり、建物の建設は2016年4月着工で、工期18カ月を予定している。
実施設計は、同案件のコンサルタントを行っている株式会社GA建築設計社(埼玉県川口市)が、入札で5月28日に落札した。建築工事は、指名競争入札になる。
地上10階建て商業エリア3フロア
(仮称)大秦ハイツは、地上10階建て、地下1階。高さは約36・5mで、現在の建物(約16・5m)の2倍以上の高さになる予定だ。
1階から3階は「商業エリア」としてテナントが入居、4階以上は「住宅エリア」で27室のマンションとして分譲される。地下は機械室とマンション居住者用の駐輪場として使用する設計になっている。
商業エリアにはテナントのほか、秦野市が「公共公益的な機能を置きたい」との方針を示している。
3階部分には、小田急線秦野駅の改札からつながる形でペデストリアンデッキが再整備される計画。
梶山理事長は、入居テナントについて「集客力のある店舗構成を求めて、検討を進めていきたい」と話している。
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