神奈川県は6月5日、県内で認可保育園などに入園を希望しながら入れない待機児童の状況を発表した。その中で秦野市の待機児童は前年の同月対比で大幅に増加し51人(前年度8人)となっていることが明らかになった。
秦野市における待機児童数は、2010年度に45人だったもののその後4年間はひと桁台で推移してきた。ところが今年度になり、待機児童数が急増。4月1日現在51人に上っている。
県内の市町村別で見ても茅ヶ崎市(115人)、藤沢市(83人)に次ぐ3番目の多さとなっている。待機児童ゼロの自治体も11市町あり、県全体の待機児童は、5年連続で減少を続けている。
秦野市の待機児童数が増加した原因について市保育こども園課では「今年は例年と比較して申し込みが50人〜60人ほど多かった。さらに要望に地域的な偏りなどもあり、施設とのマッチングがうまくできなかったのも一因」と話す。また4月からスタートした国の「子ども・子育て支援新制度」により、親が求職状態で利用申し込みを行うことが可能なことが周知された、と同課は推測する。
市では、これまでも待機児童の解消に向けて取り組みを続けてきた。今年度は渋沢保育園をしぶさわ幼稚園へ移設してこども園とし、定員増加を図るなど、受け入れ人数を増やす。
育児休暇から復職を目指す人が増えている状況の中で、0歳〜3歳までの低年齢児が待機児童の多くを占めることから、国の制度においても0〜2歳児を対象として19人以下の定員で運営する小規模保育施設の支援を打ち出している。秦野市においても小規模保育施設を待機児童の受け皿として捉える。現在市内に3園ある民間の小規模保育のうちひとつを認可した。
待機児童が大幅に増加したことに対し同課では「既設の市立保育園やこども園の改修などにより定員を増やすことや、民間施設と協力しながら待機児童の解消に努めていきたい」と話す。
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