「8月16日には地獄の蓋が開き、閻魔様が地獄を留守にする―――」。この言い伝えから、延命長寿の功徳を求め、昔はお盆になると、閻魔大王の木像が安置される秦野大日堂は参拝者で賑わったという。
そんな昔の文化を知ってもらおうと、蓑毛の秦野大日堂の境内で8月16日(日)、閻魔詣が開かれる。時間は午後1時から8時まで。境内の十王像は秦野市指定文化財。会場では、仏画や地獄相関図の展示、子ども向けの紙芝居、模擬店も予定されている。
秦野みのげ文化の会が閻魔詣を復活させたのは2014年の夏。初回だった前回は蓑毛以外の地域からも参拝者が多く訪れ、参道に市民が寄付した提灯約110個が並んだ。同会は「お盆の行事の1つとしてご家族で楽しんで頂きたい」と来場を呼び掛けている。
蓑毛は近世中期以降、大山参詣道の終点の1つとして親しまれていた。閻魔詣のほかにも、人が死んで101日目に茶湯寺参りをする場所として蓑毛や秦野市内の人が多く訪れていたと、秦野市史別巻民俗編(1987年9月発行)に記されている。「今ではケーブルカーのある伊勢原が大山の玄関口として有名だが、閻魔詣を通して、蓑毛のかつての賑わいを知って頂ければ」と同会関係者は話す。
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