10月31日、11月1日に小田原テニスガーデンで行われた2015年度県高等学校ソフトテニス新人大会個人戦(トーナメント式)で、秦野高校男子ソフトテニス部(藤上大輔監督)の松元康希君・小幡亮太君(2年ペア)が優勝し、県内全145組の頂点に立った。11月22日(日)、23日(月)には関東選抜にも繋がる団体戦も控え、活躍に期待がかかる。
立花学園、慶応、東海大相模、横浜創英、相洋など名立たる強豪校をことごとく沈め、栄冠を手にした。4セット先取のルールの全7試合で、相手校に2セット以上譲ることは無かった。
共通認識は「負けたくない」。優勝の鍵は無心とコンビネーションだ。優勝を意識することは無く、ただひたすら目の前の1勝を手中に収めることだけを考えコートに立ったという。
後衛の松元君はシングルス全国ベスト8の実力を誇るセンス溢れる強豪選手。今大会でも相手の隙を見逃さず「チャンスだと思ったら迷わず攻めた」という。一手違えば敗退もあったが好調だった松元君はミスも少なく果敢に攻め倒した。
また、「自分のミスで負けた」3月の合宿以来、負けて考えることが多くなった小幡君は、今大会前に自分を見つめ直したという。松元君とのペアにおいて自分のすべき仕事を冷静に考え、大会ではサーブ、ローボレー、レシーブなど自分に課せられた仕事の全うに務めた。相手校からしてみれば、強く巧みな松元君とラリーを続けるよりも小幡君に振りミスを誘いたいところだが、小幡君は「相手がそうしてくることはわかっていた」といい、プレッシャーを感じながらも自分に向かってきた球を仕留めた結果も優勝の要因だ。
優勝した瞬間、2人はコートで握手し小さく互いの健闘を称え合った。周りは歓喜に包まれ、手塩にかけて指導してきた藤上監督も「優勝したときはもう、県で1番ですよ?堪らなく嬉しかった」と言葉少なめに満面の笑みをこぼした。
「ペアは実力だけじゃない」と語る松元君。同学年で気が置けない仲の2人には、実力差はあるが松元君は小幡君のスタイルを、小幡君は松元君のスキルを認め合う。かつてはその実力から自分本位なプレーもあったという松元君も、小幡君と組むことで成長を遂げ、小幡君もまた、打たれ強さとポジティブ思考を武器に松元君の前を衛る。
相乗効果で進化し、大黒柱である2人の躍進は部全体を牽引。現在、団体戦も県ベスト16に駒を進めている。部の主将でもある松元君は「勝たなきゃいけないがプレッシャーではない。個人戦と同様、目の前の1球を返し、1勝を取りにいく」と意気込みを話した。
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