秦野市東田原在住で玉川学園(東京都町田市)に通う高校1年生の窪嶋竜太さんが、2015年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)第65回全国高等学校スキー大会の大回転競技に出場する。1月8日まで群馬県で行われた東京都予選会の結果によるもので、窪嶋さんは併せて「第51回関東高等学校スキー大会」の回転競技と大回転競技への出場権も獲得した。
大回転競技は、コースに設定された大・中・小のカーブを正確に曲がることが要求される種目で、男子の場合、スタートからゴールまでの高低差は300〜450m。回転競技は高低差が200mほどと緩やかだが、より旗門数が多く、細かいカーブを素早く曲がる技術力が求められる。両競技とも2回滑降したタイムの合計で順位が決まる。
予選会には都内の高校に通う約400人の選手が集った。男子でインターハイに出場できるのは両競技ともに11枠のみ。
大回転の1本目、窪嶋さんは51秒06で暫定7位。2本目も49秒99とタイムを縮め、合計1分41秒05、9位で出場権を獲得した。「スピードに乗り実力以上の結果が出せた」と振り返る。
一方、得意としながらも「緊張してしまった」という回転では19位。惜しくも全国への切符を逃したが、関東大会進出を決めた。
窪嶋さんは5歳でスキーを始め、小学2年生のときジャパンカップで準優勝。3年生で早くも(公財)全日本スキー連盟バッジテスト1級、4年生では(公社)日本職業スキー教師協会のゴールド資格を取得した。
ところが中学3年生の春、スキー板の重さが成長期の身体に響き、背中にヘルニアを発症。ゲレンデから離れ痛みに耐えてリハビリを続けたが、9か月後に復帰した際には以前のように滑ることはできなかったという。「感覚を忘れ、ライバルたちにも大きく差を付けられていた」。
悔しい思いを胸に、練習に励んだ。平日は放課後に筋力トレーニング、土日は1日ゲレンデで反復練習。今では幼少期から指導を受けるコーチに「大会で上位を狙える技術がある」と言われるまでに成長した。
身長160cmとやや小柄な体型も急斜面を滑るには有利。大会に向けて「技術で勝ちにいきたい」と抱負を語った。
関東大会は1月25日(月)から群馬県で、インターハイは2月4日(木)から青森県で行われる。
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