秦野市がこのほど、秦野市総合計画(HADANO2020プラン)の「後期基本計画(案)」を発表した。2016年度から2020年度までに市が取り組む事業内容等を示すものだ。
市では、2011年度から2020年度までの10年間を期間とする「市総合計画」に沿ってまちづくりを進めている。市総合計画の期間を前期・後期5年に分け、具体的施策や事業内容として示したものが「基本計画」だ。
次年度から始まる後期基本計画(案)について、古谷義幸市長は2月23日の定例記者会見で「リーディングプロジェクトとして位置づける4施策を柱として、市政運営に取り組む」と方針を述べた。
秦野市では近い将来の課題として、人口減少や少子高齢化、地域経済の縮小などを挙げている。後期基本計画(案)では、それら課題に対応するリーディングプロジェクトとして以下の4施策を示した。
主な内容は【1】「豊かな自然・良好な住環境づくり」/里地里山の保全ほか、秦野駅北口、鶴巻温泉駅南口の周辺整備など快適な都市空間づくりを推進。
【2】「未来につなぐ出産・子育て」/妊娠から出産、育児まで切れ目のない支援として、一時預かりや病後児保育、保育サービスの利用者支援、周産期医療体制の整備および維持への支援。
【3】「安全・安心で人との絆を大切にするまちづくり」/空き家対策や地域防災体制の整備・強化、ひとり暮らし高齢者等の安全・安心の確保。
【4】「にぎわいと交流を創出する地域経済活性化」/新たな観光資源の創出や観光地づくりの推進、シティプロモーションの推進。新東名高速道路秦野サービスエリア(仮称)周辺道路の整備など。
後期基本計画(案)は、開会中の秦野市議会3月定例会最終日に、市議への報告を経て策定となる。
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