秦野市を舞台に計画が進められている映画「じんじん秦野編」の製作が、いよいよ本格的に動き出す。推敲を重ねた脚本の「決定稿」が6月中旬に製本予定、下旬にはクランクインの予定だ。
映画「じんじん」は俳優の大地康雄さんが企画・主演を務める。前作の舞台は北海道剣淵町で、絵本を通じた親子の絆を描いた心温まる作品だ。2013年の公開以降、全国のホールや公民館などで上映され観客数は25万人を超える。
続編となる「じんじん秦野編」の監督を務めるのは、秦野市柳川在住の山田大樹さん(59)。前作に続いての監督だ。これまで数々のヒット作を手掛けてきたベテランは「地元秦野で映画を作るということで、いつにもなく緊張しています」と笑いながら話す。
クランクインを前に、山田監督や撮影スタッフによるロケハンも始まっている。5月31日は、市内寺山のボスコオートキャンプベースや四十八瀬川周辺を訪問。実際のシーンを想定しながら、画面に映りこむ風景や時間による太陽光の当たり具合、川の流れる音の大きさなどをチェックした。
作品では表丹沢の山々や水無川、市役所や図書館、市街地などのシーンが想定されている。クランクイン後は約1カ月間、市内各所で撮影が行われる予定だ。
秦野たばこ祭りやはだの桜みち周辺の満開の桜などの実景は、すでに撮影済み。ロケ撮影を前に、山田監督は「皆さんの期待に応えられるように、良い映画が作れるように、粘ります」と抱負を述べた。
秦野市観光協会では、映画製作の計画を発表した約1年前から市民らに「応援団」の登録を呼びかけてきた。これまでの登録は503人(6月7日現在)に上り、今後はエキストラの参加の呼びかけや、撮影の進捗状況の情報提供などを行っていく予定だという。
今後は、年内の完成試写会を目指し撮影や編集作業などが進められる。同協会勅使川原千春専務理事は「映画を通じたシティープロモーションにつながるように万全の態勢で臨みたいと思います」と話している。
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