公益社団法人秦野青年会議所(大塚毅理事長・会員数32人・以下JC)が10月23日、ヤビツ峠マナーアップアクションを行った。この活動は、JCが進める「秦野サイクルシティ構想」の一環として行われたもので、名古木交差点からヤビツ峠に至る県道70号線での自転車走行時のマナー意識向上を目的としている。
ヤビツ峠はヒルクライムのメッカとして年々、訪れるサイクリストが増えている一方で、道の途中には生活道路も含まれているため安全性の問題が指摘されている。JCではこの日、ヤビツ峠国民宿舎売店駐車場にブースを構え、訪れたサイクリストに安全運転の呼びかけを行った。蓑毛バス停から名古木交差点までの道ではサイクリストの協力を得て、安全啓蒙Tシャツを着たJCメンバーの自転車を先頭に、11回に渡って法定速度の30Km以下で下っていく活動を実施。今回中心となって活動を行ったまちづくり推心委員会の原俊樹委員長は「予想よりも多くご協力をいただけた。危ない思いをしたことがあるサイクリストも少なからずいるようで、マナー啓発につながったと思う」と話す。
また、売店駐車場内のブースでは地域住民の声をパネルにしたものを掲示したほか、SNSパネルを用意して、それをサイクリスト自身のSNSで発信するマナー啓蒙企画も実施。JCメンバーが調査、作成した「ヤビツ峠safetyマップ」も今回初めて配布された。今後は県内外の自転車販売店等に設置し、ヤビツ峠に訪れるサイクリストのマナーアップにつなげたいとしている。
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