安全運転の知識や技能を競う第45回神奈川県自動車安全運転競技大会が10月22日、県警察自動車運転免許試験場(横浜市)で行われ、秦野市消防本部から出場した高橋誠也さん(35・消防士長)が、最優秀選手賞を受賞した。
同大会は、県安全運転管理者会連合会が安全運転の啓発と交通事故の防止を目的に開催。安全運転管理者選任事業所に勤務する自動車運転者が対象で、同大会には54地区の代表85人が出場した。
競技は地区予選で学科テスト、県大会で運転技能テストと日常点検整備テストが行われ、3科目の合計得点で成績が決まる。
6月に行われた秦野市の予選には約200人が出場。その中から9人が9月の県央地区予選に挑み、県大会には秦野市から4人が進んだ。
グループ・科目別で賞
県大会は、中型自動車、普通自動車A(保有数10台以上の事業所)、普通自動車B(保有数10台未満の事業所)の3グループに分かれて審査された。
高橋さんは普通自動車Aグループに出場。技能テストではキープレフト走行や交差点での安全確認、点検整備テストではオイル量の確認作業などが審査され、グループ最高成績で優勝。県警本部長・連合会会長連名賞と県知事賞が贈られた。
技能テストでは満点を取り、科目別優秀者に贈られる連合会会長賞を受賞。さらに3グループ全競技科目を通して最高総得点を獲得したとして、最優秀選手賞を受賞。連合会会長杯と神奈川新聞社賞が授与された。
10月27日には秦野市役所市長応接室を訪問し、古谷義幸市長に受賞を報告した。
高橋さんは「公用車は、常に見られているという意識を持って運転している。今回の受賞を安全運転の普及に繋げたい」と話した。
高橋さんは同大会に過去3回出場しており、1回目は技能で満点を、2回目は技能と日常点検の両方で満点を獲得している。
常に意識を高く模範に
高校1年生で「人のためになりたい」と消防士を志した。西分署に勤務していた当時は車両の運転を担当し、安全運転の知識や技能を身に付けていった。
現在は情報指令課に所属し、主に119番通報の受信や対応を行っている。業務で車両の運転はしなくなったが、学科の勉強などは続けており、交通安全への意識は高いままだ。
秦野市消防は、2020年開通予定の新東名高速道路の消火・救急を担当することが決まっている。車両整備や救命救急などの教育を担当する警防対策課の住吉勝美課長は、「隊員らも危険に直面する機会が増える。高橋消防士長には、他の隊員らの模範となって講習会で指導をしてもらえれば」と話した。
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