秦野市教育委員会は今年4月19日に実施された全国学力・学習状況調査の結果の分析を11月に公表。秦野市は教科に関する調査の平均正答率で全国平均・神奈川県平均共に下回ったことが明らかになった。
このテストは毎年全国的におこなわれているもので、市内の小学校13校の6年生児童と中学校9校の3年生生徒を対象に、国語と算数(中学は数学)の2教科で行われた。
今回明らかになった結果によると、小中学校とも両教科で全国平均をわずかながら下回った。秦野市ではこれまでの同調査で平均が全国平均を上回ったことはない。市教育委員会も「小・中学校ともに国語では自分の考えを書く分野や、小学校算数では、式の意味を記述する分野、中学校数学では、反比例の特徴をとらえ、変化の様子を記述する分野などについて課題がある」と指摘する。
一方で2014年と比較して小学校国語知識の分野では0・4ポイント、同算数知識の分野で0・4ポイント、中学校国語知識の分野で1・4ポイント、同数学知識の分野で1・3ポイントそれぞれ上昇し、全国平均との差が縮まった。
同教育委員会ではエアコンの設置やトイレの改修などハード面の学習環境の向上、指導助手や介助員などを導入することにより学校現場への支援体制の強化、幼小中一環教育などの学校改革といった幅広い取り組みを続けてきたことが改善に繋がっていると分析する。
秦野市では今年度から5カ年計画で「はだのわくわく教育プラン-秦野市教育振興基本計画」を策定し、その中で確かな学力定着を掲げている。同教育委員会では「学力の向上に関する重要性は十分認識している」と主張。そのためにもまず学習意欲の向上にむけ「分かる授業の展開」「ICTの活用」「東海大学との連携」などを掲げる。
一方質問紙による回答では、小中学校共に、ゲームやテレビなどに1日2時間以上割く割合が全国平均に比べて高く、小学校では塾も含め土日に1時間以上勉強している割合、中学校では読書に関する割合がそれぞれ全国平均を下回る結果となった。
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