和凧の制作・販売をする「招福凧の凧っ平」の工房(秦野市渋沢)で、来年用の干支凧の名入れ作業が急ピッチで進んでいる。
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凧っ平では、秦野市観光協会推奨品やはだのブランドにも認証されている「招福達磨凧」が有名だが、オリジナルの干支凧も縁起物として全国に多くのファンがいる。
絵柄の考案から色付け、組み立てまで手掛けるのは代表取締役の浅見宝さん(37)。「物心ついたときには、父親の見よう見まねで凧を作っていた」という職人だ。
絵柄や書き込む文字は、独自に研究した「干支学」に基づいて決めている。来年の凧には、片足を上げて今にも走り出しそうなニワトリを描いた。
「ニワトリは頭から動き出します。来年は、頭を使い良く考えてから一生懸命働こう、地道に地面を走り回ろうという意味です」と説明する。
干支凧は毎年4千〜5千枚作る。すべて手づくりで、ニワトリの表情もあえて少しずつ変えているという。
全国の百貨店やギャラリーでの実演販売も浅見さんの重要な仕事だ。1週間程度の催しに、年間30回ほど出店する。高校生時代から、近隣の会場には1人で行っていたという浅見さん。いまでは各地に顔なじみの常連客も多いという。「(凧を飾ったから)今年も良い年だったよ、と言っていただけた時は、やはり嬉しいですね」と笑顔で話す。
干支凧は3000円税抜で、秦野駅前の名産センターほかで購入できる。横浜高島屋7階クリエイティブ工房で、12月13日(火)まで実演販売も行っている(午前10時〜午後6時・最終日2時まで)。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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