日本各地に大きな爪痕を残した台風19号。秦野市内でも土砂災害や河川増水などを警戒した市民635人が避難したほか、約1500軒の停電が発生するなど被害を受けた。
台風の接近を受けて市は、12日午前7時半に市内11の全公民館で避難所を開設。午後1時に災害対策本部を設置した。本町136人、大根104人、鶴巻81人など各公民館に606人が身を寄せ、土砂や緊急の警戒レベル4避難勧告・指示を受け2つの自治会館に避難所を開設。本町中学校や曽屋高校なども開放され、公民館と合わせ635人が避難した。
市防災課によると、11日から13日の秦野市内の最大60分雨量は40ミリで、総雨量は406ミリ。瞬間最大風速は27・7mとなった。また、上大槻、堀西、菖蒲、蓑毛など市内各地で1530軒の停電が発生。これ以外にも土砂流出等34件(うち通行止め9件)、倒木被害4件、屋根等損壊2件、冠水6件など61件の被害報告が寄せられた。停電は15日夕方時点で、人家に係るものは復旧している。
各地に爪痕
台風明けの14日、水無川沿いには流木などが散乱していた。散歩していた女性は「いつも遊歩道を散歩していて、きれいなのに。花壇の花も根こそぎやられている。15年住んでいて初めてのことだし、40年住んでいる知人も初めてだと言っていました」と話した。
小田急線では渋沢―新松田間で河川の護岸流出と電力柱傾斜の被害が発生。復旧作業のため秦野―新松田間が運休し、小田急電鉄は秦野・渋沢・新松田の3駅に職員を増員し、バスの代行運行への誘導や案内などで対応した。
小田急から代行運行の要請を受けた神奈川中央交通では、秦野駅と新松田駅に職員を増員。同駅間で13日に20台、14日に13台の代行バスを運行し、2日間で計317便が発着した。
運休は3連休明けの15日まで続き、朝の通勤・通学に影響を与えた。秦野駅で長蛇の列ができていたほか、渋沢駅では代行バス待ちの行列が、ホームまで続いていた。なお同区間は、15日午後3時に復旧している。
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