神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
秦野版 公開:2022年5月27日 エリアトップへ

リュウキュウサンショウクイ ”常識覆す”古巣利用 今年も繁殖確認

社会

公開:2022年5月27日

  • X
  • LINE
  • hatena
抱卵中の様子(今年4月撮影=八木さん提供)
抱卵中の様子(今年4月撮影=八木さん提供)

 南西諸島や沖縄などで繁殖・生息する「リュウキュウサンショウクイ」が、スズメ目の鳥では珍しく古巣を利用した繁殖をしている姿が4月11日に確認された。

 観察者は、はだの野鳥の会の八木茂会長。2020年に同種の鳥が市内で初めて営巣した大倉地区の約15mの杉の木のてっぺん付近の枝に、巣を発見した。

 会長によると、リュウキュウサンショウクイのような樹木の枝上などに巣を作るスズメ目の小型の鳥は、一般的に巣の再利用はしないとされているという。しかし、一昨年の抱卵時の写真と今年撮影した写真を比べてみたところ、木の枝の様子から全く同じ場所であることが分かった。

 リュウキュウサンショウクイが、古巣の上に見分けのつかないほどの全く同じ巣を作り繁殖していたことに驚く八木会長。「古巣を利用した理由は分かりませんが、木の上などに巣を作る鳥としては初めての観察例では」と話した。

 リュウキュウサンショウクイは1970年代に南九州に生息していたが、2010年には北部九州、四国、紀伊半島で確認されるなど、温暖化による環境変化で生息域が広がっている。2015年3月には秦野市内でも初めて八木会長が確認し、以降毎年見られるようになっていた。さらに一昨年4月には、市内で初の営巣も確認。5月には卵から孵ったひなの巣立ちも確認されていた。

2020年の抱卵時の様子(八木さん提供)
2020年の抱卵時の様子(八木さん提供)

秦野版のローカルニュース最新6

4月1日付新人事を発令

秦野市

4月1日付新人事を発令

3月29日

植物細密画を学ぶ

北公民館

植物細密画を学ぶ

4月2日から全4回

3月29日

桜土手古墳公園で花見

桜土手古墳公園で花見

30日、キッチンカー多数

3月29日

延命地蔵ストラップ寄贈

鶴巻温泉南町商店会

延命地蔵ストラップ寄贈

鶴巻小新入生の安全願い

3月29日

広畑プラザでふれあい学級

広畑プラザでふれあい学級

4月13日 入場無料・予約制

3月29日

4月27日に演奏会

アンサンブルMIMI

4月27日に演奏会

文化会館大ホールで

3月29日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 10月27日0:00更新

  • 10月20日0:00更新

  • 10月6日0:00更新

秦野版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

4月に綾瀬で初公演

ロジェ・ワーグナー合唱団 好評発売中

4月に綾瀬で初公演 文化秦野市

心に響くゴスペルなど

4月28日~4月28日

秦野版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook