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公開日:2022.06.17
秦野市自治会
デジタル化へ前進
「いちのいち」登録86カ所に
秦野市は「はだのICT活用推進計画」の一環として、小田急電鉄(株)が開発・運用している自治会SNS「いちのいち」を活用した自治会のデジタル化支援を行っている。6月3日現在で市内86自治会が利用している。
「いちのいち」は自治会単位で利用登録を行い、登録済み自治会の会員がSNSにログインすることで、回覧物等をスマホで見られるようになる。市では現在、月2回の定期的な回覧物の配信、市からの情報メール、公式LINEの情報の配信などを行っており、自治会は回覧板の煩雑さを解消できるほか、防災・災害情報源としても活用できる。
同社は秦野市と連携し、2020年6月からの実証実験を経て、市内での運用を開始。同社「いちのいち」担当によると、2021年3月には市による電子回覧板の開始にあわせ市内全240自治会のページを作成し、いつでも自治会が利用を開始できる状況を整えているという。
利用登録の普及促進については、昨年に引き続き5月14日に行われた自治会連合会定期総会の中で「いちのいち」の説明と啓発活動を実施。その後、自治会を対象とした説明会を9回にわたって行った結果、2月の段階で52自治会だった登録件数が86自治会にまで増え、デジタル化に向けて一歩前進した。自治会によっては、シニアサロンの活動や美観推進の取り組み、会議報告などを掲載し、コミュニティー形成に役立てているという。
市民活動支援課では「今後も自治会のデジタル化支援を行う」としており、同社担当者も「市と連携し、自治会の皆様に寄り添い、デジタル化の推進ができれば。ご要望に応じて使い方など会員に向けたフォローも行っていきます」と話している。
登録に関する問い合わせは同課【電話】0463・82・5118へ。
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