北小が遠足で文科省へ 全国的にも珍しい試み
板東局長の話に聞き入る児童
北小学校（小澤博校長）６年生の児童１３１人が４月20日、春の遠足で東京都の国会議事堂や文部科学省、国立競技場を訪れた。同校が遠足で省庁を訪れたのは初めて。同校によると、文部科学省等を訪れるのは全国的にも珍しいという。同学年の教諭らが「児童が政治や行政に関心を持てるように」と、各省庁の中で児童に一番近い存在の文部科学省を行き先に決めた。
国会議事堂に到着した児童らは全員で衆議院本会議場の傍聴席に座り録音の解説を聞いた。参加した児童は「赤絨毯がふかふかだった」などと話した。続いて訪れた文部科学省では、旧庁舎の旧大臣室を見学し、生涯学習政策局局長の板東久美子さんの「学ぶ」をテーマにした講演を聴いた。児童は「勉強以外の『学ぶ』が、身の回りに多くあるとわかった」と感想を述べた。
その後児童らは国立競技場へ移動。ロイヤルボックスやロッカールームなど普段入れない所を見学した。
同学年主任の寺田智教諭は「児童たちは様々なものを吸収したようだ。実施して良かった」と振り返った。
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