秦野駅南部今泉地区の一部について、秦野市は「秦野駅南部(今泉)土地区画整理事業」として位置づけ、住宅地および都市計画道路の整備に着手することになった。県の認可を得て、2022年度中の完了をめざす。
同事業の対象となるのは今泉字細田、字荒井、字諏訪原、字西堀の各一部で面積は約2・8ヘクタール。区画整理事業の前段階として条例の制定があり、市は市議会9月定例会に議案を上程し、可決された。都市整備課によると、同地区には都市計画道路「尾尻諏訪原線」の整備も含まれており、事業によって公共用地が増えることから、市が施行者となり整備を進めることになったという。
秦野駅南部の区画整理は、1979年に「秦野駅南部土地区画整理事業」(30・4ヘクタール)として都市計画決定され、尾尻地区の17・2ヘクタールに関しては1999年に終了している。しかし、今泉地区に関しては住宅地が密集しているため、長期に渡り未着手状態となっていた。
2002年に地元住民などからなる「諏訪町まちづくり研究会」を立ち上げ、未着手の地区について検討を重ねてきた。この中で同地区を3つに分けることが方向づけられ、住宅が密集している地域に関しては既存道路を利用した整備を進める。今泉荒井地区(3・2ヘクタール)については、土地区画整理組合を立ち上げ、2012年年度から公園などを含めた整備を行っている。来年度には完了予定だ。
今事業の対象となる地域は、新たに秦野駅南口前道路に接続する尾尻諏訪原線の設置が行われる。延長420m、幅員は16mで、うち左右に3・5mの歩道が整備される。市は2012年から地元への説明会や戸別訪問で同事業の説明を行っており、地権者56人のうち現時点で76・8%の同意が得られているという。
市は今後、事業の前後で宅地総価額が同等になるよう、減価補償金相当額をもって宅地を先行買収し、公共用地に充てる。県の認可が下り次第事業に着手し、来年度末までに先行買収を実施。2017年度から工事等を行っていきたい考え。事業内容は条例で定める土地区画整理審議会で審議され進められることになっており、事業の完了は2022年度を予定している。
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