秦野市は市内の地下水情報の見える化を図るため、5月24日に市ホームページ上で「水資源保全管理ダッシュボード」を公開した。水収支や地下水賦存量、地下水位など5つの項目の推移を見ることができる。
秦野盆地の地下水量は芦ノ湖の約1・5倍、約2億8000トンと推定され、巨大な水がめがあるとされている。市は地下水資源を保全し、健全で持続可能な水資源を創造しようと、2007年から地下水モニタリング事業に取り組んできた。昨年度にはより正確な水量を把握するためボーリング調査が行われたが、想定より帯水層が大きく、ボーリングによる調査の限界に達したため、底の把握は断念している。この結果を踏まえ、今年度は違う手段での調査を検討中だ。
今回、公開された「水資源保全管理ダッシュボード」は、地下水モニタリング事業の一環として実施されたもの。8月の「水の週間」にあわせて行われている「名水フェスティバル」などで、プロジェクションマッピングなどを使い市民への広報を行ってきたが、常時市民に地下水情報を発信できるようにしたという。
ダッシュボードでは水収支、地下水賦存量(貯水量・降水量)、地下水位、湧水量、地下水揚水量の5項目を公開。図などを使って説明が行われているほか、市がこれまで調査を行ってきた観測データをグラフ化している。ダッシュボードは今後も年度ごとに更新されていく予定。ダッシュボードは市ホームページ内の専用ページ(http://www.city.hadano.kanagawa.jp/hozen/index.html)から見ることができる。
秦野版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|