秦野市議会第2回定例会が6月21日(金)まで19日間の会期で行われている。今定例会には議案9件報告11件を上程。一般会計補正予算では高橋昌和市長の目玉政策である中学校完全給食実現のため、施設整備・運営事業費として69億円を上限とする債務負担行為補正を盛り込んだ。
今定例会では一般会計補正予算について、介護保険事業に関わる社会福祉総務費として5040万3千円を計上。ほか、児童保育や民営自転車等駐車場設置費補助金などの事業費として4118万2千円を追加している。
また、高橋市長が目玉政策に掲げた2021年12月から開始予定の市立中学校完全給食への取り組みについて、学校給食センター(仮称)の整備・運営事業に係る債務負担行為補正69億円を追加。市は民間企業の技術力や創意工夫を生かした質の高い学校給食事業の実現に向け、施設の整備・運営を一括発注する公民連携方式を打ち出している。議案では2021年度から20年間分の実施事業費について限度額を69億円に設定するものとなっている。=中面に関連記事
条例制定や西中体育館工事等も審議
このほか、子ども・子育て支援法等の一部改正に伴い、条例の制定についても上程。3歳以上の幼児教育・保育施設の利用無償化や3歳未満の利用料の引き上げ、市立幼稚園の入園料を徴収しない旨を盛り込んだ条例となっている。
また、介護保険や火災予防に関する条例の一部改正、今年度から建設に着手する西中学校多機能型体育館等整備工事の請負契約締結、消防署西分署に救急隊を増隊し高規格救急自動車を購入するための動産取得などを提出した。
西中学校機能型体育館等整備工事については、10億634万4900円を工事費として計上。従来の西中学校の体育館及び格技室、西公民館を解体し、学校機能と公民館機能、また地域の防災拠点となる備蓄倉庫などを備えた多機能型体育館として建設する。建築面積は2532・26平方メートル、延べ面積は3473・41平方メートル、建物は鉄筋コンクリート造一部鉄骨造2階建てを予定。工期は2020年8月末までとしており、その後の外構や道路整備などを含めると2021年に完了予定だという。
会期19日間、一般質問は13〜17日
各議案は常任委員会に付託され審議される。日程は6月7日(金)に総務常任委員会、予算決算常任委員会、10日(月)に文教福祉常任委員会、予算決算常任委員会、11日(火)に環境都市常任委員会、予算決算常任委員会。一般質問は13日(木)・14日(金)・17日(月)の3日間を予定。閉会日は6月21日(金)となる。
本会議及び委員会の傍聴は誰でも可能。議場には乳幼児を連れた人や障害者も利用しやすいよう別室が設置されており、本会議は別室からも傍聴できるほか、市議会ホームページ上では生中継も実施している。
秦野版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|