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秦野版 公開:2019年1月1日 エリアトップへ

「5つの誓い」着々と 高橋昌和市長に新春インタビュー

政治

公開:2019年1月1日

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本紙の取材に答える高橋市長
本紙の取材に答える高橋市長

 2019年の年頭にあたり、高橋昌和市長にインタビューを行った。就任1年目となった昨年を振り返るとともに、新しい年の市政運営に対する意気込みなどを聞いた。(聞き手・本紙編集長 須藤一成)

―昨年を振り返って感想をお聞かせください。

 まずは就任直後の2月。市民とまちづくりビジョンを共有し「有言実行」を果たすべく秦野市中学校完全給食推進会議等を立ち上げ、その実現に動き出しました。また、秦野たばこ祭においては「原点回帰」を掲げ、秦野らしさにこだわり、半世紀以上続く伝統的な行事に注力するとともに、過去最大となる打ち上げ花火で秦野のまちを活気づけることができました。

 さらに今まで市職員からの登用が続いてきた副市長職に、神奈川県職員などとして手腕を発揮されてきた高村栄二氏を迎えました。その豊富な経験や知見を大いに発揮し、私の市政運営をしっかり支えていただけると確信しています。

―就任するに当たり市民に約束した「5つの誓い」の進ちょく状況は?

 まず「地域医療の充実・強化」については、市長就任以来、秦野赤十字病院の分娩業務再開を始めとした地域医療全般の強化・充実に向け、大学医局の代表者と顔の見える関係を築きながら、事態の打開に努めています。直接の当事者である秦野赤十字病院の院長や病院幹部と、私や市職員幹部が出席して協議を続け、大学医局に働きかけを行っています。

 続いて「中学校給食の完全実施」に関しては保護者や学校の代表者による「秦野市中学校完全給食推進会議」において、安全・安心で美味しい、生徒が喜ぶ学校給食を早期に実現するためには、センター方式が最も効果的で現実的という検討結果が報告されました。今年度中に施設整備に向けた基本計画を策定し、2021年12月の提供開始に向け、着実に取り組んでいきます。

 また、3つ目は「教育水準の改善・向上」ですが、今年度の全国学力・学習状況調査における本市の結果は、一つの目安ではありますが、全国平均に及びませんでした。一方小学生の自己肯定感や中学生の規範意識が年々高まっていることが明らかにもなりました。教育水準の改善・向上は、まず先生方が子どもと向き合う時間を十分に確保できる環境を整えることも重要です。先生方が目の前の子どもに合わせた教材の研究や授業の準備に取り組める時間の確保に努めるとともに、わかる授業・楽しい授業を実現する授業改善に、教育委員会と学校が協働して取り組む体制を整備していく予定です。

 4つ目の「小田急線4駅周辺のにぎわい創造」ですが、昨年6月に鶴巻温泉駅南口の広場が完成したことにより、市内4駅の駅前広場整備が一区切りとなりました。市民が本市の魅力を知り「まち歩き」を楽しめることが、まちのにぎわいのもとです。市民でにぎわうまちに、市外からも多くのお客様が訪れ、その良さを感じ、ファンになっていただく、そんな魅力づくりに努めてまいります。

 最後に「新東名・246バイパスの最大活用」に関しては、まず(仮称)秦野サービスエリアに整備されるスマートインターチェンジの周辺整備について、アクセス道路などの整備のほか、新たな産業促進ゾーンの創出を図るとともに地域活性化、雇用の創出につながる企業誘致を進めています。新東名高速道路の効果を最大限に生かし、しっかり産業振興、観光振興につなげたいと考えています。 

 また246バイパスに関しては秦野中井インターチェンジから新東名高速道路までを繋ぐ区間がまだ事業化されていません。このため関係自治体による「国道246号バイパス建設促進協議会」により、国交省や財務省などに対して早期事業化を継続的に働きかけるほか、中井町、大井町、松田町と本市の1市3町による協議会では、周辺の土地利用や広域道路網のありかたについて検討を進めていく予定です。

「秦野を山岳スポーツの聖地に」 新春市長インタビュー

―2019年度の目玉の施策は?

 4月には市の組織・執行体制を改編するとともに、組織横断的な取り組みに予算を重点配分する「秦野みらいづくり特別枠」制度をつくりました。

 さらに、地方創生交付金を活用し、県立秦野戸川公園からヤビツ峠まで、丹沢のすそ野に広がる観光拠点を結びつける周遊ルートを設定し、人の流れを呼び込むための計画づくりに着手しています。

 このほか子育て環境充実のため、4月から小児等医療費の通院費用の助成対象者を、中学3年生までに拡充します。

―2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けての秦野市の取り組みは?

 本市が丹沢の山々に囲まれ、登山やハイキング、沢登りなどが楽しめることをアピールし「スポーツクライミング競技」をターゲットとした事前キャンプの誘致活動を進めています。事前キャンプの受け入れに向けては、県立山岳スポーツセンターのリードクライミングウォールの活用を図っていくこととしていますが、誘致活動を有利に進められるよう、クライミング施設の充実に向けた検討を進めています。

 事前キャンプをきっかけに、オリンピックレガシーの創出を図り、「都心に近い山岳スポーツの聖地」を目指します。

―年頭に際し、市民へのメッセージを。

 2020年度には、新東名高速道路の開通に伴い、(仮称)秦野インターチェンジと(仮称)秦野サービスエリアスマートインターチェンジが設置され、交通の利便性が飛躍的に向上します。この絶好の機会を逃さず地域経済の活性化に繋げられるよう確実に取り組んでまいります。

―本日はありがとうございました。

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