神奈川県内の選手が競うバトントワーリングコンテストが昨年の12月に横浜市で行われ、池田夢子さん(秦野市立大根小学校5年)がアンダー12のソロトワール部門とトゥーバトン部門で優勝を飾った。今年は2月に埼玉県で行われる全日本バトントワーリング選手権関東支部大会に出場する。
バトントワーリングは、両端にゴム製のおもりをつけたバトンを回したり、空中に投げたりといった演技を行うスポーツ。体の上にバトンを転がす「ロール」、空中に投げ上げる「エーリアル」、体の近くでバトンを回す「コンタクトマテリアル」などの要素で構成される。池田さんが出場した種目、ソロトワールはバトンを1本、トゥーバトンはバトンを2本用いるという違いがある。
昨年は、全日本バトントワーリング選手権関東支部大会で入賞し、全国大会へ出場。また、関東バトントワーリングコンテストでは、アンダー12のソロトワール部門で7位、トゥーバトン部門で1位に輝いた。さらに、全国の選手が集うジャパンカップでは個人小学生バトントワリング部門で4位に入賞するなど、数々の優秀な成績を収めている。
今回の県大会を振り返り「これまでの大会で披露した技が今大会までに磨きがかかって、完成度を上げられたことが良かったと思う」と池田さん。しかし、次の関東大会に向けての反省点も見つかった。「トゥーバトンでは目標にしていた技でバトンを落としてしまうなど、けっこうボロボロだった。関東大会では、成功させたい」と意気込んだ。
夢に向かって黙々と練習
池田さんがバトンを始めたのは、幼稚園の年長頃。近所の祭りでバトンの演技を見て、やってみたいと秦野市や大和市で活動する「CROWN BATON ARTS(嶋田麗絵代表)」に入った。放課後や休日等を使った週に4日ある同クラブの練習に加え、自宅でも自主練習を重ねている。
黙々と練習に励む池田さんを、嶋田代表は「好成績を収めても、謙虚に練習し、指導も素直に受け止め実践してくれる」と評価する。池田さんは「初めての技に挑戦するとき、上達するまでに時間がかかって大変だが、できるようになると楽しい」と目を細めた。その頑張りを近くで見守ってきた父・満さんは「練習は嘘をつかないと信じて毎日続けている。休まずバトンを回している娘の姿を見て、すごいと思う」と話した。
「夢は、世界大会」。次に出場する関東大会で勝ち、全国大会で入賞すると世界大会への推薦枠をもらえる可能性があるという。夢に向かって、池田さんの挑戦は続く。
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