全国の小中学校の子どもを対象に行われた2018年度の「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」結果がこのほど公表され、秦野市は県・または全国の平均値を上回る項目が昨年度より増加した。
これは年に1回、国が実施しているもので、小学5年生と中学2年生を対象に、柔軟性や持久力など8項目を調査している。
小学5年生の男女の体力合計点は、男女ともに全国の平均値を下回ったが、13年度から上昇傾向にあり、過去6年間で最高点となった。中学2年生の体力合計点は、女子が県の平均値を上回り、男子は県の平均値には及ばなかったものの、その差はわずかで、17年度よりも上昇した。
秦野市は17年度から、子どもたちの体力向上に向けた取り組みとして、外部の専門家による「体力向上サポーター」を導入している。県の体力向上サポーター派遣事業を活用し、16年秦野市に誕生した女子バスケットボールクラブ「Vamo(バモ)S(ス)秦野」(信重奈美代表)から指導者やトレーナーを学校に招き、体育の授業での指導や支援を受けている。言葉だけではなく手本を見せるなど実技を重視した授業が特徴だ。「運動をしたくない子がしたいと思うような指導を心がけている」と信重さんは話す。
サポーターの取り組みは、17年度は大根小のみで実施され、同校は16年度より体力合計点が男子は9・18ポイント、女子は5・94ポイント上昇した。そこで18年度は、南、北、大根、南が丘、鶴巻小の5校に拡大したところ、18年度は同5校の体力合計点の平均が17年度より女子は2・72ポイント、男子は2・66ポイント上昇した。「専門的な体力向上に向けた取り組みと子どもたちのやる気を引き出す指導方法が結果に結びついているのでは。また、外部講師という刺激が良い効果になったのだと思う」と秦野市教育委員会では分析する。「今後も子どもたちの体力向上に向け取り組んでいきたい」と話している。
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