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可能性広げ、飛躍の年に 東山田 (株)スリーハイ
東山田の工業団地に、ひときわ熱い職人たちが集う場所がある。工業用・産業用のヒーターを製造、販売する(株)スリーハイ(男澤誠社長)だ。配管の凍結防止や食品加工など、様々な場面で使われている同社の製品は、この職人たちによって生み出されている。
入社8年の沼尾憲一さん(36)もその一人。製品製造を手掛けるモノづくり部で高温耐熱のマントルヒーターなどを担当する。製造業は未経験だったが「課題をクリアしていくのが楽しい」とこの道に魅せられた。最近はマントルヒーターに巻き付けるジャケット製作の依頼が多く舞い込む。自社ヒーターとともに届けるため、外注ではなくミシンと手縫いで手作りするこだわりよう。納得の出来に依頼者から「もう一つ作ってほしい」と頼まれることもしばしば。「お客さんの『ありがとう』が嬉しい。そのためにまだまだ勉強しないと」と志は高い。
また、社員総出で行う地域貢献活動でも沼尾さんは大役を担う。近隣の小中学生の職場体験や工作のワークショップなどでは決まって「先生役」。一から教えるのではなく「どうやると思う?」と促す沼尾さん流の指導に「子どもと同じ目線で教えるのが上手」と男澤社長も太鼓判だ。「工具の使い方にも個性があり、発見がある」と自身も楽しみながら取り組んでいる。
新たなステージへ
本業に妥協はない。売上を伸ばした功績が認められ、昨年は県内の発展を遂げる企業に贈られる賞に輝いた。地域貢献活動でも前進。協力企業らと社団法人を設立し、活動の幅を格段に広げた。「昨年は土壌作りに専念した。今年は耕した所に種をまいて精力的な活動をしたい」と男澤社長は気合十分。企業としても、地域貢献団体として一回り大きくなり、新たなステージへ飛び立つ準備は万端だ。
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