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市9月補正予算案 リニア関連費大半占める 総額6億7千万円を計上

政治

公開:2017年8月31日

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 市はこのほど、2017年度9月補正予算案を発表した。一般会計では、総額6億7千万円を計上。リニア開通に伴う橋本こどもセンターの移転計画に費やす予算が大半を占めた。一方で、現在検討が進められている中央区の淵野辺駅南口周辺の公共施設を鹿沼公園内に集約する構想についても調査費約1300万円を盛り込むなど、新事業の実施に向けた動きも浮き彫りになった。

 9月補正での最も大きな歳出予算となったのは、橋本こどもセンター建設事業で約4億3000万円。2027年に開業予定のリニア中央新幹線の神奈川県駅の工事に伴い、現在予定地にある橋本こどもセンターの移転工事によるもので、18年度中に移転し19年4月からの開設をめざす。

 新事業で目立つ補正予算は、淵野辺駅南口周辺の図書館などの公共施設を鹿沼公園内に集約し、複合施設として再整備する計画に向けた調査費。国からの補助金を活用した上で約1300万円を見込む。

 淵野辺駅南口の再整備構想は、施設集約に伴う駅前の未利用地を官民連携で活用することを想定。建物の老朽化の問題から地元住民から要望が挙がっていたことや、今年5月の都市公園法改正を背景に、新たなまちの賑わい作りをめざした事業検討を進めている。集約候補施設は、市立図書館・大野北公民館、大野北まちづくりセンター・青少年学習センター・さがみはら国際交流ラウンジ・あさひ児童館・自転車駐輪場2カ所で、都市計画課によると、今回の調査で具体的な経費削減効果や跡地活用についての費用対効果等外部コンサルを利用した検証を行っていく予定。

ブラジルとの交流補助も

 その他、今年3月に米軍・国・市の3者で締結された相模総合補給廠の北側部分の返還予定に関する現地協定に基づき、その土質調査、工事設計費として約3000万円、法基準により耐震診断や改修が義務付けられる建築には市の補助金事業として約6000万円を計上した。加えて東京五輪のブラジル選手団の事前キャンプ地に相模原市が決定したことを受け、市内の高校生をブラジルへ派遣し、交流を推進する「2020東京五輪・さがみはらプロジェクト推進事業」への補助に約200万円を充てる。橋本こどもセンター建設工事、補給廠の道路工事には繰越明許費をそれぞれ設定している。

 今回の9月補正予算案は、市議会の9月定例会議に上程される。
 

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