重い心臓病を患っている2歳の佐々木あやめちゃん(川崎市在住)が米国で移植手術を受けられるよう現在、両親や友人、知人らが募金活動を続けている。
あやめちゃんは生まれつき「左室心筋緻密化障害」という病気があり、「心臓移植をしなければ命は助からない」と診断された。昨年から小児用補助人工心臓を装着し、現在は埼玉県の病院で入院生活を送っている。病状は安定しているものの、補助人工心臓には脳梗塞や脳出血を起こすリスクがあり、装着が長引くとその確率は高くなるという。
一方、国内での10歳未満の心臓移植は極めて例が少ないため、両親の佐々木幸輔さん・沙織さんは海外での移植手術を決断。米コロンビア大学病院への受け入れが決まったものの、渡航移植には3億1千万円が必要なため、「あやめちゃんを救う会」を立ち上げ各地で募金活動を行っている。
母・沙織さんが緑区出身という縁から、橋本駅や相模大野駅などでの活動も多い。橋本駅では、9月16日、17日、18日、23日、24日、30日の午後2時〜5時に、ペデストリアンデッキ上で募金を行う。
同会によると、8月28日現在の募金額は約8723万円。問合せは救う会【電話】050・5242・2054(土日祝除く午前10時〜午後3時)。