大相撲の地方巡業・相模原場所が10月11日、相模原ギオンアリーナで開催され、大入り満員の中、力士たちの迫力ある取組が観客を魅了した。
相模原で大相撲が開催されるのは19年ぶり。台風が迫る中での開催だったものの、大勢の観客が来場。稽古や相撲甚句が披露されたほか、中入り後の横綱土俵入りで白鵬、鶴竜が登場すると会場中から声援が飛び交う場面も。目当ての力士や巡業ならではの見せ場たっぷりの取組に観客は大きな歓声を上げていた。
当日は今回の巡業で勧進元となったイベント会社・エフォート(東京都)の高瀨亘社長から本村賢太郎市長に記念品も贈呈。高瀨社長は開催に際して、「各方面からご協力を頂き、これだけ大勢の皆さんに来てもらうことができた。皆さんには巡業を存分に楽しんでもらえたのでは」と話した。家族で生の相撲を初観戦した大谷実さん(市内在住)は、「テレビで観るよりもずっと迫力があって、とても面白かった。地元力士の露草も応援できて良かった」と取組が終了した後も興奮が冷めやらない様子だった。