同窓生の絆で母校支援 馬堀中校友会
市立馬堀中学校の同窓生で組織する「校友会」(大野寛会長・3期生)が6月で結成5周年を迎える。同会は会員相互の親睦のみならず、校内用具を寄贈するなど母校の支援に積極姿勢。教職員や生徒らとも良好な関係を築いている。
同校は昭和22年(1947)に、旧陸軍重砲兵学校の兵舎を転用して開校。これまでに2万人を超す卒業生を輩出しており、文化功労者で初代横須賀美術館長を務めた島田章三さん(3期)、小泉純一郎元首相(10期)、シンガー・ソングライターの渡辺真知子さん(24期)もここから巣立っている。
現在、校友会に名を連ねているのはおよそ500人。実は以前にも存在していたが自然消滅。「同窓生のタテ・ヨコ関係の再構築」をめざして有志が会の復活を呼びかけると、賛同者がすぐに集まった。今では幅広い世代が学校の活動を側面から盛り立てている。
中でも広く知られているのは、「ホタルの里」の環境整備。校友会の面々も父兄や生徒らと汗を流し、地域のホタル再生に取り組んだ。2年前には石碑も設置。表面にはホタル博士の大場信義さんのメッセージ「自然の不思議 恵みに感動 地域を見守り続けよう」が刻まれており、学校と校友会を繋ぐシンボルになっている。
これ以外にも大型テントや濃紺の学校旗の寄贈なども。今年度は運動会で用いる優勝カップ、吹奏楽部に対して楽器購入の支援を検討しているという。
6月11日(土)には、校友会の復活5周年を祝う総会と懇親会を横須賀中央のセントラルホテルで開く。大野寛会長は、「母校との交流を密にしながら地域発展に寄与しましょう」と同窓生に参加を呼びかけている。
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