「走水湧水」手軽に 産地のブランド化も視野
横須賀市は今月14日より、市内唯一の水源である走水湧水を350mリットルのペットボトルで販売している。名称は「よこすか名水 走水湧水」。市制100周年を機に製造販売された品の復刻版。水の地産地消のシンボルとするだけでなく、産地ブランドとしてのイメージアップや観光PRにも活用する方針を打ち出している。
「ヴェルニーの水」として市民に親しまれている湧き水は、横須賀造船所や観音埼灯台の建設を手掛けたフランス人F.L.ヴェルニーが1876年に横須賀造船所の用水として送水したのを起源としている。軟水が多い国内のミネラルウォーターの中では数少ない「中硬水」に分類。天然ミネラルを豊富に含んでおり、カルシウムやマグネシウムなどが手軽に補給できるという。
製造本数は2万8千8百本(1200ケース)、1ケース24本入りの価格は2600円で市内のみ宅配してくれる。受付は市上下水道局経営企画課【電話】046・822・8607まで。それ以外はオープン価格で、市役所売店、YYポート横須賀、すかなごっそなどの集客施設で扱っている。YYポート横須賀では1本100円で販売中。なくなり次第終了となるが、状況次第で常時販売も検討。これに加えて全量、走水湧水を用いた炭酸水「ペリーサイダー」も開発中で、近日中にお目見えする予定という。
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