横須賀市 自然とのふれあい各所で 市民緑地と継承の森設置
横須賀市はこのほど、長坂5丁目の民有地に市内で初となる「市民緑地」を設置した。里山的環境の保全・活用を市民協働で行いながら、自然に親しめる「場づくり」に取り組む。また先月には、緑を大切にする意識や活動を将来世代に伝えることをめざして、市内3カ所を「継承の森」として選定。ここでも自然観察会などの催しを通して保全活動を進める。
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市民緑地とは、身近にある雑木林や樹林地などの民有緑地を、地方自治体が契約に基づいて保全・管理する制度。今回、市は西武鉄道(株)から土地を無償で借り受けている。長坂の市民緑地の広さは約6200平方メートルで、一部ではすでに休耕田を復田させるなど、里山づくりが進んでいる。先月の里山びらきでは自然観察会などの体験イベントを催し、約90人が参加。今後も講習会や市民観察会などを開催しながら、自然にふれる場を提供していく。
一方、「継承の森」に選定されたのは田浦梅の里、衣笠山公園、光の丘水辺公園の3カ所。緑に恵まれている環境で一定のスケール感などを理由に選ばれた。来月以降、各所で観察会やバードウォッチングなどのイベントも企画している。
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