鮮やかな青の色彩を多用し、「エビハラ・ブルー」と称された画家・海老原喜之助。生誕110年を記念した企画展『海老原喜之助展〜エスプリと情熱〜』が、横須賀美術館で催されている。今期は4月5日(日)まで。
1904年に鹿児島で生まれ、19歳で単身渡仏。パリで創作活動を行っていた藤田嗣治に師事し、「エコール・ド・パリの新鋭」として注目を浴びた喜之助。帰国後は、熊本県内や逗子市にアトリエを構えて創作活動を続け、1970年にパリで亡くなるまで、数々の作品を発表した。
今回の展示は、首都圏で25年ぶりの大回顧展。フランスから帰国後、洋画界に衝撃を与えたと言われる『曲馬』や、青と白の柔らかなトーンで表現され「エビハラ・ブルー」の代名詞とも言える『雪景』など計80点の油彩画のほか、版画や陶器の絵付けも展示。画風の変遷や、その力強い構成や表現を感じ取ることができる。さらに、近年発見された、貴重なデッサンも公開される。
2月15日(日)は無料観覧日となり、講演会「南から来た画家、海老原喜之助」も行われる。午後2時〜3時、参加無料(直接会場のワークショップ室へ)。
青コーデで特典
期間中、「エビハラ・ブルー」にちなみ、青色を使ったコーディネートの来館で、オリジナルグッズが進呈される(なくなり次第終了)。また、隣接するレストラン・アクアマーレでは、喜之助の雪景シリーズとのコラボスイーツも用意している。問い合わせは同館【電話】046・845・1211
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