社会人サッカーの県2部リーグに所属する「横須賀CITY FC」と「横須賀マリンFC」のリーグ優勝決定戦が今月11日、リーフスタジアムで行われ、マリンFCが4対1で勝利。同郷のライバル対決を制して初優勝を飾った。
両チームは今季、県2部リーグ内の所属するブロックでそれぞれ優勝を果たした。市勢初となる来季の県1部リーグ昇格を既に決めている中で行われた一戦だったが、タイトルがかかった今シーズン最終戦、また来季を占う前哨戦、そして何より同じリーフスタジアムを本拠地とする”横須賀ダービー”-とあって両者の意地と意地がぶつかり合う展開となった。
試合は序盤からマリンのペース。幸先よく先制点を奪って1対0で前半を折り返した。後半に入ると選手2人を入れ替えたシティが盛り返して右サイドから得点を奪い、同点に追いついた。しかしペースはマリンのまま。中央を崩して勝ち越しゴールを奪うと、前がかりになったシティに対してカウンターから追加点を奪い、結果的に4得点を挙げて快勝した。
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マリンFCの星川徹監督は「この試合に限らず、1年間選手たちはよくやってくれた」と労をねぎらった。一方のシティFC安田将監督は「自分たちのミスで自滅してしまい、最後まで応援してくれた観客の声援に応えられなかった」と敗戦を嘆いた。
春先に行われた公式戦ではPK戦の末、シティFCが勝利を収めており、今季の対戦成績は1勝1敗となった。星川監督は「これからも切磋琢磨しながら、お互い関東リーグ昇格を目指して、横須賀のサッカーを盛り上げていければ」と来季を見据えている。
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試合終了後には集まった横須賀のサッカーファン250人以上の観衆の前でセレモニーが行われた。横須賀サッカー協会の相澤富雄会長は「スピード感のある白熱した試合だった。両チームとも今日のような試合を県1部でも見せて活躍してほしい」と激励した。
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