エステの最大の目的は、心身ともにリラックスすること。マッサージの強弱や触られたくない箇所などを相談しながら、その人に合った施術方法を見つけていく。「特に外国人は触れられることに敏感」と話すのは、昨年10月にエステサロンを立ち上げた渡辺絞子さん(東浦賀)。
イベント会社勤務時代の台湾赴任、バリへのマッサージ留学といった海外での経験から、その肌感覚の違いも学んだ。サロンを開業して半年、外国人客が口コミで増えると、その要望に応えるべく、英語も勉強。チェーン店でもなく、自宅併設のエステでもない、ゆったりとした空間での「おもてなし」が強みだ。
姉妹揃ってエステ好きで、いつかは一緒にお店を持てればと数年前から話していた。偶然父の持っていたビルに空きができ、何かの縁と思い起業を決意。ニーズに広く応えるため、整体師の資格も取得した。
友人の勧めで商工会議所主催の創業セミナーに参加。事業目標、経営の持続方法など、「思い」だけではどうにもならない現実的な部分もあるが経営者としての自覚も芽生えた。妹といとこ三人での共同経営は「衝突も多いが何でも言い合える関係」両親からは「地元を盛り上げてほしい」の後押しも原動力になっている。
旅行に行くことが困難な高齢者のために「海外に行った気分になれるような店にしたい」と店内の雰囲気をバリ風に。メニューの文字を大きくするなどの工夫も施す。「すべての女性をお姫様に」をモットーに、将来は一日中エステでくつろぐことのできるお店にするのが夢だ。
|
<PR>
横須賀版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|