横須賀版 掲載号:2017年8月25日号
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海洋科学高水中ホッケー国内初の高校生チーム9月に初陣「まずは1勝」

スポーツ

大会に向け一丸となるチームメンバーと顧問
大会に向け一丸となるチームメンバーと顧問

 長坂にある県立海洋科学高校の水泳部内に、このたび水中ホッケーチームが発足した。高校生による編成は国内で初めて。全日本3連覇を誇る水中ホッケー選手で同校教諭の荻原佑介さん(三浦市在住)の指導を受けながら、来月17日に千葉県で行われる「第15回水中ホッケー日本オープン大会」での初勝利をめざして練習に励んでいる。

 イギリス発祥の水中ホッケーは、アイスホッケーと同様に2つのチームに分かれ、スティックを使ってプールの底に沈むパックをゴールへと運び、その得点を競う。1チーム6人、陸上とは異なり、水の中を360度縦横無尽に動くことから「三次元スポーツ」とも称されている。

 その歴史は60余年とまだ浅く、国内の競技人口は200〜300人。認知度は低く、練習環境に大きな制約があることなどから、大学やスイミングクラブでの活動が大半だという。神奈川県内での結成は今回が初めてで、さらに高校生による編成は日本初だ。

実践積み大会へ

 メンバーは同校水泳部に所属する生徒10人。競泳・水球と並行する形で、7月から本格的に活動を始めた。シュノーケルや足ヒレ(フィン)、グローブなどの扱いに苦戦しながらも、ドリブル・パスといった基礎を身に着けた。25mを無呼吸で泳ぐ潜水練習のほか、ミニゲームで実践を積んでいる。水中での激しい競り合いも競技の魅力。鈴木淳也さん(太田和在住/2年)は、「最初は息が苦しくて辛かったけど、点が決まると楽しくて」と笑顔で話す。”水の中”という競技の特性上、試合中は声によるコミュニケーションを取ることができず、視野も限られているが、「部員が少ない分、日頃の練習から信頼関係を築けている」とチームワークにも自信を覗かせる。

 初陣は、9月17日(日)に千葉で開かれる日本オープン大会。「まずは1勝。でも、出場するからには優勝をめざして頑張りたい」と湯原龍之介さん(2年)は意気込みを見せた。

監督は日本王者の現役選手

 今回のチーム結成に尽力したのは、同部顧問の荻原佑介さん=左写真=だ。大学在学中に水中ホッケーと出会い、教員となった今も選手として第一線で活躍、9月に控えるアジア大会日本代表候補にも名を連ねている。

 「生徒たちには様々な体験を通して、人生の視野を広げてほしい」。当初は部活の合間に楽しむ程度だったが、部員らの意欲の高まりにチームの結成を決めた。「いずれ生徒たちと世界大会に出場できたら嬉しい」。その先に目指すのは、三浦半島から全国へ向けた競技の普及拡大だ。「水中ホッケーのもとはダイビング。海に囲まれ、愛好者が多い土地柄、きっかけさえあれば」と荻原さん。国内初の高校生チームが、機運の高まりにつながることを期待している。

水中で競り合いながらゴールへ
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