ウインドサーフィン

津久井浜でW杯開催へ

来年5月、ANAスポンサーに

掲載号:2016年9月2日号

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大会実行委員長を吉田市長(写真中央)が務める
大会実行委員長を吉田市長(写真中央)が務める

 国内屈指のウインドサーフィンゲレンデとして知られる津久井浜海岸で来年5月、世界のトップセイラーが集まるワールドカップ(以下=W杯)が開催される見通しとなった。航空会社の全日本空輸(ANA)と京浜急行電鉄がメインスポンサーを務め、横須賀市や県などと連携して大会を運営する。国内でW杯が行われるのは1993年の御前崎大会以来、24年ぶり。5年以上の継続開催をめざす。

 先月26日、両スポンサー企業と競技団体の代表、吉田雄人市長らが都内で発表した。大会名称は「(仮称)ANAウインドサーフィンワールドカップ横須賀大会」。世界の10会場で開かれているワールドツアーのひとつに組み込まれる。

 津久井浜海岸は、同競技に最適な横風(サイドショア)が安定して吹くことから会場地に選定された。国際競技団体の了承も得ており、年内に正式契約する。 横須賀大会では、国内選出の選手を含む男女100人が出場。「スラローム」と呼ばれる種目で、風上から風下へ設定されるコースで早さを競う。

 大会誘致は、ANA社員が社内提案制度で「津久井浜でのW杯開催」を申し出たことがきっかけ。ウインドサーフィンは、ヨーロッパ圏で圧倒的な人気を誇っており、海外での宣伝活動に活用できると同社が判断。京急も沿線のPRにつながると支援を決めた。

 横須賀市も”マリンスポーツが盛んな街”をアピールすることで集客や定住の促進を目論んでおり、競技団体は低迷気味な競技人口の盛り返しを図っていきたい考え。それぞれが「W杯効果」に期待を寄せている。

 津久井浜で活動する選手にとっても驚きの出来事となった。市内在住でロンドン五輪の出場経験がある須長由季選手は、「W杯という新しい目標が出来た。ホームで自分の実力を存分に発揮したい」と意気込みを話した。

27年前にも──三浦海岸で世界大会

 今からさかのぼること27年前(1989年)。三浦海岸一帯を舞台にウインドサーフィンの世界大会が行われたことがある。

 スポンサーは、大手デパート「丸井」とウエットスーツメーカーの「オニール」。風のコンディションにも恵まれ、世界と日本のトッププロ選手48人が「スラローム」種目で熱い戦いを繰り広げた。

 当時のスター選手で絶大な人気を誇っていたロビー・ナッシュが出場したこともあり、ビーチは多くの観衆で埋め尽くされた。

 大会会場には、各種企業のPRブースや物販ブースなども多数出展。民放テレビ局が大会の一部始終を伝える特別番組を放映するなど、愛好家以外の注目度も高かった。
 

ビーチ際にコースが設定され、観衆を沸かせた(資料提供=Hi-Wind)
ビーチ際にコースが設定され、観衆を沸かせた(資料提供=Hi-Wind)

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